出典:UOL
UOLは2026年8月25日、ChatGPTで作成したステッカーをWhatsAppやiMessageへ書き出せるようになったと報じた。発表自体はOpenAIが8月24日に行ったもので、ChatGPTの画像生成が「画像を作る機能」から、「作った画像をそのまま日常のコミュニケーションに流し込む機能」へ広がり始めた動きとして見られる。
企業利用の視点で見ると、今回のポイントはステッカーそのものよりも、画像生成から編集、背景透過、複数パターン化、チャットアプリへの書き出しまでがひとつの流れに近づいていることだ。広告、SNS、採用広報、社内コミュニケーションのように、小さな画像を何度も作る領域では、ChatGPT 画像生成が制作物を試す回数を増やす道具になっていく可能性がある。
3行まとめ
- ChatGPTで、カスタムステッカーの作成とWhatsApp・iMessageへの書き出しが可能になった。
- 写真やテキストからステッカーを作れるほか、背景透過、リミックス、要素の追加・削除、スタイル変更にも対応する。
- スマートフォン版ChatGPTで無料かつグローバルに利用でき、ステッカーはChatGPT Images 2.0で生成される。
※以下は詳細
何ができるようになったのか
UOLによると、ChatGPTはユーザーがカスタムステッカーパックを作成し、その結果をWhatsAppやiMessageへ書き出せるようになった。OpenAIの説明として、写真、アイデア、内輪ネタなどを、メッセージアプリですぐ使えるステッカーに変換できるとしている。
作成したステッカーの書き出し先には、iMessage、WhatsApp、写真への保存が含まれる。WhatsAppへ書き出す場合は、少なくとも3枚のステッカーが必要になる。これはOpenAI側ではなく、Meta側の仕様だと説明されている。
どうやって作るのか
ChatGPTでステッカーを作るには、サイドバーから「Images」を開き、その中の「Stickers」を選ぶ。そこから画像をアップロードしたり、テキストで作りたい内容を指示したりして作成を始める。
スマートフォンから1枚または複数の画像を送信し、それぞれをステッカーに変換することもできる。写真を使わず、テキストだけで始めることも可能だ。
テキストで作る場合は、キャラクター、リアクション、使う場面、作りたい枚数などを指定する。たとえば、日常の反応をまとめたステッカーパックや、特定の相手・グループ向けのリアクション集のような作り方が紹介されている。
どんな編集ができるのか
UOLは、作成したステッカーをリミックスしたり、要素を追加・削除したり、別の画像からスタイルを移したりできると報じている。背景透過の画像も作れるため、メッセージアプリ上で使いやすい素材にしやすい。
また、アニメ風、3D風、ホログラフィック風など、複数のスタイルを選べる。
ステッカーパックのサイズも調整できる。UOLによると、最大9枚のステッカーを1つのパックとして作成できる。
どこで使えるのか
この機能は、スマートフォン版ChatGPTアプリで利用できる。UOLによると、OpenAIがこの機能を無料で、グローバルに提供していると報じている。
生成にはChatGPT Images 2.0が使われる。UOLは、これをOpenAIの最新の画像作成モデルとして紹介している。
作成したステッカーは、メッセージアプリに追加するほか、写真ライブラリに保存できる。保存しておけば、別の用途に使い回すこともできる。
仕事で使う場合の見方
今回の機能は、個人のメッセージアプリ向けに見えやすい。ただ、機能を分けて見ると、仕事で使う画像制作にも近い要素がある。
ひとつは、背景透過の画像を作れることだ。SNS投稿、採用広報、イベント告知、社内向けのコミュニケーション素材などでは、背景を抜いた小さな画像が使いやすい。
もうひとつは、同じテーマで複数パターンを作れることだ。ステッカーは1枚ではなく、表情や場面を変えたパックとして作る。これは、広告バナーやSNS素材を複数案で試す発想にも近い。
さらに、作成した画像をそのままアプリへ書き出せる点も重要だ。画像を作るだけでなく、実際に使う場所まで運ぶ手間を減らしている。
利用時の注意点
WhatsAppへ書き出す場合は、3枚以上のステッカーが必要になる。1枚だけを作ってそのままWhatsAppへ追加したい場合は、この仕様に注意が必要だ。
また、ステッカーは会話やSNSに近い軽い画像表現として使われやすい。企業が外部向けに使う場合は、ブランド表現、権利、人物やロゴの扱い、誤解を招く表現がないかを確認する必要がある。
ChatGPT 画像生成は、短時間で複数案を作るには向いている。一方で、公開前の最終確認まで自動化するものではない。実務では、人間が内容を確認したうえで使う運用が現実的だ。
全体まとめ
ChatGPTはカスタムステッカーの作成と、WhatsApp・iMessageへの書き出しに対応した。写真やテキストからステッカーを作り、背景透過、リミックス、要素の追加・削除、スタイル変更、最大9枚のパック作成まで行える。
この機能は、スマートフォン版ChatGPTで無料かつグローバルに利用でき、ChatGPT Images 2.0で生成される。個人向けのチャット体験として始まっているが、画像生成から編集、保存、共有までの流れが短くなっている点は、企業の制作業務にも関係する。
ChatGPT 画像生成は、単に画像を作る機能ではなく、用途に合わせて小さな画像を作り替え、複数案を試し、実際に使う場所へ届ける機能へ近づいている。