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SIGNAL 経営
No.0615

初代iPhoneから18年、Appleがついに折りたたみスマホを出す

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出典:Fast Company

2019年、Samsungが「Galaxy Fold」を発売したとき、業界内でひとつの問いが生まれた。Appleはいつ追ってくるのか。答えが出るまでに、6年かかった。

技術が理由ではなかった。折りたたみディスプレイの製造技術は、Appleが本気で動けば確保できる水準に早い段階で達していた。では何が止めていたのか。答えはApple自身の哲学にある。同社はずっと「何が作れるか」より「何を出すべきか」にこだわってきた会社だ。他社が先に出したからといって、追随することを競争とは見なさない文化が長く続いた。

その文化が、静かに変わりつつある。

ジョナサン・アイブが2019年にAppleを去って以降、プロダクトデザインの主導権はエンジニアリング側に傾いた。そして2025年、ティム・クックからCEOを引き継いだのが「ハードウェアの人」と呼ばれるジョン・テルナスだ。テルナスがApple社内で積み上げてきたのは、M1チップへの移行やApple Silicon全体の設計を牽引した実績だった。形より性能、美学より機能という軸で評価されてきた人物が、初めて主宰するイベントで折りたたみiPhoneを出す。この組み合わせは偶然ではない。

折りたたみiPhoneは、Androidの競合製品とも形状が異なると報じられている。一般的なフリップ型でもなく、縦長のブック型でもない。パスポートサイズに近い横型デザインで、閉じた状態で4:3前後のアスペクト比になるという。スマートフォンというより、小型タブレットに近い使用感を想定していると読める仕様だ。

iPhoneの歴史の中で、形状が根本から変わった瞬間は多くない。初代iPhoneがタッチスクリーンに全振りした2007年、大画面化に踏み切ったiPhone 6の2014年。それ以来、10年以上にわたってiPhoneの基本的なフォームファクターは変わっていない。今回が「3度目の形状変更」と位置づけられるのは、そのためだ。

誰が動くかを見れば、どこに重力が働いているかがわかる。Appleが折りたたみに踏み込んだということは、プレミアムスマートフォン市場において「画面サイズの自由度」が次の主戦場になると同社が判断したことを意味する。6年間の沈黙は、準備でもあり、様子見でもあった。その時間をかけて積み上げた答えが、9月9日に出る。

3行まとめ

  • Appleは9月9日(水)にiPhoneシリーズの発表イベントを開催する
  • 初の折りたたみiPhone(「iPhone Fold」または「iPhone Ultra」)の登場が見込まれており、パスポートサイズに近いデザインを採用するとされる
  • イベントはティム・クックからCEOを引き継いだジョン・テルナスが初めて主宰する大型発表の場となる

※以下は詳細

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初の折りたたみiPhone、パスポートサイズの横型デザイン

今回の発表で最も注目されているのが、「iPhone Fold」または「iPhone Ultra」と呼ばれる折りたたみiPhoneの登場です。

フリップ型やブック型が主流のAndroid折りたたみ端末とは形状が異なり、パスポートサイズに近い横型デザインを採用するとされています。閉じた状態でのアスペクト比はおよそ4:3で、コンパクトながら横幅のある独自のフォームファクターになると報じられています。

iPhoneにとって、これは2007年・2014年に続く3度目かつ最大規模の形状変更と位置づけられています。

Apple WatchとApple TVの新モデルも発表予定

iPhoneラインナップに加えて、Apple WatchおよびApple TVの新モデルも今回のイベントで発表される見通しです。詳細な仕様については現時点で明らかにされていません。

テルナス新CEOにとっての初舞台

2025年にティム・クックの後任としてApple CEOに就任したジョン・テルナスが、今回のイベントを初めて自ら取り仕切ります。テルナスはApple Silicon開発を主導したハードウェアエンジニアリングの責任者として知られており、折りたたみiPhoneの発表は同氏が率いる最初の大型プロダクトローンチとなります。

全体まとめ

9月9日のAppleイベントでは、初の折りたたみiPhoneを筆頭に、Apple Watch・Apple TVの新モデルが発表される見通しです。折りたたみiPhoneはパスポートサイズに近い横型デザインを採用し、Android端末の折りたたみとは異なるフォームファクターになるとされています。イベントはジョン・テルナス新CEOが初めて主宰する場であり、Appleの製品戦略において新体制下での初の大型発表となります。

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